自ら考え、行動し、協力を仰ぎながら、結果を残す
人に指図されてからでないと行動はしないという、ただの指示待ち人間にはならない。ただ、考えると言っても、机やパソコンに向かっていることが考えることではない。考えるというのは、自ら自発的に行動することである。「どうすれば良いですか︖」という発言が出てくることは、考えていない証拠である。「こう考えていて、こうしようと思ってるんですが、どうですか︖」という発言は、自ら考えているからこそ、出てくるものである。その上で、行動したとしても、結果が出ないこともあるだろう。その時には、一人で考え込まず、相談して行動修正をしよう。正しい行動と努力をすれば、必ず結果はついてくる。
上手くいった時は周りに感謝、失敗した時は自分の責任
仕事の中で上手くいったことを自分の手柄だと考えていては、一回は上手くいったとしても、その後に継続的に上手くいくことは絶対にない。所詮、1人で出来ることなど大したことではない。会社として、チームとしてやるからこそ、大きな結果が生まれる。ただし、何か失敗した時や上手くいかなった時に、会社のせいだ、チームのせいだ、自分以外の周りのせい、環境やタイミングのせいには絶対にしてはならない。そういう人は、いつか孤独になり、周りに助けてくれる人がいなくなるのは明らかである。上手くいった時は、周りのおかげであると考え、上手くいかなかった時は自分の責任だと思える人こそが、継続的に仕事において成果を出せる人間となる。
「なぜ?」と「どうすれば?」を常に自分に問いかける
「なぜ︖」と「どうすれば︖」は自分自身への問いかけとして最強の2つの質問である。良質な答えは、良質な問いかけからしか生まれない。何か物事を見た時(例えば、それがある広告でも良い)には、「なぜ、そうなっているのか︖」を常に考えよう。それを考えることで物事の本質にたどり着くことができる。そして、「これは絶対に無理だ︕」と思えるような難題にぶつかった時には、「どうすれば、できるだろうか︖」と考えよう。考えることを諦めてしまったら、そこで終わり。仕事を進める上で、「なぜ︖」と「どうすれば︖」の2つの質問を自分自身に投げかける癖をつけよう
自分の仕事だけやれば良いは論外
それぞれの仕事と役割はありますが、それ以外は自分に関係ないということは絶対にない。例えば、同じチームの誰かが大変で困っている時に、自分は見て見ぬふりをすることは、自分だけ良ければ良いという器の小さい人間の発想。仕事は1人でするものではなく、チームや会社の組織としてやるもの。自分の手が空いた時や周りに忙しくて大変な状況に陥っている仲間がいたら、自ら声をかけてサポートしよう。逆に、自分1人では大変でどうしようもない時には、遠慮せずに周りに助けを求めよう。持ちつ持たれつの関係こそが、円滑に仕事を進め、さらに成果を出すためには必要となる。
お客様は神様ではない
お客様は神様ではなく、普通の人間。ただのイエスマンになることが必ずしも、お客様のためになるわけではない。お客様から「こうしたい︕」と言われても、プロとして時にはノーを突きつけることも必要となる。一番大切なのは、何が一番お客様のためになるかを考えること。お客様に要望されたとしても、お客様のためにならないのであれば、それはハッキリと断る勇気を持とう。お客さんが自分のことを考えてくれて言ってくれ
ていると分かれば、こちらの意見を分かってもらえる。
人や物事の50%を見る
この世に100%完璧な人間などいない。また同じく、100%完璧な商品やサービスなどありえない。常に良い面が50%、悪い面50%です。考え方が歪んでいる人は、悪い面50%にばかり目を向ける。そういう人は、リアルネットにはいらない。常に、人や物事の良い面50%に目を向けるようにしよう。人を信じ、商品やサービスに自信を持つためには、悪い面50%には目を向けず、良い面50%だけを意識することが大切だ。
2種類の約束を守る
約束には2つの種類がある。それは、他人との約束。そして、自分との約束である。他人との約束を守るのは当たり前なこと。例えば、お客さんとの約束の納期。チームで決めた期日や方針、またこの思考・行動指針もそうである。一番守るのが難しいのが、自分との約束である。他人との約束は守らなければ、怒られ非難されるが、自分との約束は、誰も怒ってくれないし、非難もされないので、守り抜くのが極めて難しい。人は、自分を正当化するために言い訳を考える天才。それが悪いことではないが、自分が定めた目標や決め事を守ることができる人は、急速に成長して仕事においても大きな成果を生み出すことができる。他人にコミットすることは勿論のこと、自分自身にコミットできる人間になろう。